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日常で、非日常。(あきしら短文)

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今日が何の日か、言われなくても雰囲気だけで解る。 街の色、空気。 全てがピンク、もしくは赤く染まる。その中で、おかしな空気の流れる場所があった。 それが、とある公園だった。 「どーゆーことよ。」 「どういうこと、と言われましても…」 「あんたはい…

中の人がもうすぐ誕生日だからってわけじゃないんだからねっ(あきしら短文)

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あきら「白石〜誕生日おめでとうっ」 みのる「ありがとうございますっ」 あきら「はいこれ、プレゼント!」 みのる「あ、ありがとうございます、恐縮です…ん?チケット?」 あきら「うん、アイスクリームの」 みのる「アイスクリーム…?」 あきら「サーティ…

あき白短文「3月9日」

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風が過ぎる。 ゆっくり、生暖かいそれが、 春の始まりを予感させる。 僕らはまた、ここにいて、 相変わらず彼女は彼女のままで。 いつも、僕の隣で笑っていてくれる。 たまに、喧嘩もする。 些細なことで、本当に些細なことで。 でも今思えば、あれもそれも…

2月について(あきしら短文)

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「あれ?あきら様どうしたんですか?そんな嬉しそうに…」 「んふふ〜♪わかる〜?」 「ええ、とっても…不気味なくらい」 「んあ?!」 「いえ、なんでもないです!」 「……ふふーん、白石だってわかってるんでしょ?2月の、重要な、大事なイベント!」 「……あ…

拍手SS あきら様×白石「それも、運命。」

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らっきー☆ちゃんねるが、終わった。 あっという間に駆け抜けていった1年半だったと思う。 いつもなんでかよくわかんないけど、 いつもあいつと一緒で、あいつはあたしのそばにいて。 アシスタントの役目をしっかりと果たしたかなんてとても微妙だけど、 けれ…

ちょこっとらぶ?

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以下、交互に歌いましょう。あきら「一万と二千年前から」 みのる「あ〜い〜し〜て〜る〜!」 あきら「八千年過ぎた頃からもっと恋しくな〜った〜」 みのる「一憶と二千年あとも」 あきら「あ〜い〜し〜て〜る〜!」 みのる「君を知ったその日から僕の地獄に…

不幸を不幸じゃないものにするには。(あきしらSS)

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例えば、 その日が不幸だとしても その次の日がそうじゃなかったら、 それでいい、プラマイ0、だ。 僕の考え方はそれだ。 それ以外の何でもない。 しかし、 今日という日ばかりは、そうも行かなかった。 昨日も今日も、良くないことばかり。 このまま不幸街…

あきしらSS「願ってもない、願い事」

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今日は番組の収録でとあるお祭りの会場にきている。 ささのはさらさら、 ということで「たなばたまつり」の状況を伝えるために、ここにいる。 あたしはもちろん浴衣。 あたりまえじゃない?お祭りといえば、定番でしょ? 髪をちょっと上げるのには苦労したけ…

拍手限定SS019 あきら様×白石 雨雲はさようなら

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あーあ、雨ふりそうだぁ…隣で彼女が不満そうに呟いた。 僕は聞こえないふりをする。「ね、白石のおうち、寄ってっていい?」 「ダメですっ」 「なんで?!」 「ダメなものはダメですっ!」けちー、と彼女は唇を尖らせて怒る。 怒ったってダメです、いれてあ…

拍手限定SS018 あきら様×白石 くっつかない雲と雲(鬱展開注意)

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…最悪だ。 またやってしまった。 また彼女を泣かせたのだ。 彼女は俺にに背を向けて、 体育座りで鼻をかんでいる。 俺は、というと、 何でこんなことになってしまったのか、 壁に寄りかかって酒を飲みながら考えていた。 今日の酒は、 ゆず酒のロックだ。い…

拍手限定SS017 あきら様×白石 青がいて、白が居た。

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らっきー☆ちゃんねるが始まってしばらく経った。 もう1年はゆうに超えた。 そして、桜がまた、咲いた。 僕らの関係は、相変わらずだ。 僕があきら様に引っ張りまわされている。 アシスタントも、僕だけになった。 …シンプルといえばそうだ。 あきら様の扱い…

拍手限定SS016 あきら様×白石 行方知れずの雲

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今日で3日。 一昨日も昨日も、快晴で、 もちろん今日も、快晴だ。 気持ち良い風が、僕の鼻をくすぐる。 収録から、3日経った。 あの時間はあっと言う間で、 終わった後の疲労感はすごいが、 なにか自分の中の物が、 少しずつ変わる気がする。 なんだろう。…

拍手限定SS015 あきら様×白石 白い雲との約束

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ねぇ、 あたしはどうなるか知ってる? 知ってる、わけないか… あんたに将来のことなんて分かんないよね。 晴れた秋の日。 あたしは一人で、空を眺めていた。 風が気持ち良い。 でもただそれだけ。 周りには誰もいない。 ぽっかりと、白い雲は、 あたしと同じ…

らっきー☆ぽいんと行方不明事件(あきら様×白石SS)

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で、どこにいったのよ!! と、あきら様は機嫌の悪そうな声で 僕に尋ねた。 ・・・と言っても僕自身も分からないわけで…。 どこなんでしょうね、と笑ったら殴られた。 痛い… 「だって!焼肉が食べられるはずだったんだよ?!」 どうもそれをまだ根に持っている…

のんびり、定休日。(あきしらSS)

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「んー!」 思いっきり伸びをする。 今まで布団の中にあった体を無理矢理引っ張り出して 強制的に開放させる。 「いい天気っ!」 太陽はいつも以上に輝いている。 雲はひとつも見当たらない。 光はまぶしすぎるくらいだ。 「はー…」 こんな日はどうしようか…

「矯正の方法」

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某所にうpしようと思ったけど怖気づいて出来なかったSS 鬱展開喫煙ネタ自傷行為ネタ注意 彼女は、煙草を吸う。 言うまでもなく、彼女は未成年であり、 煙草を吸ってはならない人間である。 周りもそれを知っている。 だが、誰も止める人はいない。 止めら…

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あきら様×白石SS「手」

拍手SS014 あきら様×白石ぬくもり五題「幸せの代名詞と言えるか否か」

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帰ってからご飯を食べて、 風呂に入って髪を乾かして。今日はいつもよりたくさん疲れた気がする。 はぁ、とため息をつく。 「どったの?お疲れ?」 「まぁ…そうです…」いつまでも抜けない丁寧語。 あれから何年も経っているのに、 習慣とは怖いものだ。 つく…

拍手SS013 あきら様×白石ぬくもり五題あと五分×何回?

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彼女はまた、空をみた。 灰色の空は、彼女の心情を表しているかのようだ。 さっきから全く晴れないのは、空の色か、それとも彼女の気持ちなのか。ぶる、と彼女の手の中の携帯が震える。 彼女は慌てて携帯を開き、発信者を確認する。ふぅ、と息をつき、思いっ…

拍手SS012 あきら様×白石ぬくもり五題「手足の冷えは、寂しさの証。」

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最近気付いたんだけどね、 なんかね、白石はいつもあったかいの。 ぽかぽかしてるの。 んだから、ほっぺたとか手とか触ってると、 ゆたんぽみたいなの。 それが好きで触ってたら、 白石の奴、何て言ったと思う? 恥ずかしいって言ったんだよ? なんかさー、…

拍手SS011 あきら様×白石ぬくもり五題「君にあげたいものは君がくれたもの」

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今日は仕事のない日。 週に1度しかない仕事の日が、 いつの間に楽しみになっていた自分がいる。 それに気付いたときは、思わず一度否定した。 だって、そんなことは許されないと思っているから。 それが、わかっていたから。でも今は否定しない。 否定でき…

拍手SS010 あきら様×白石ぬくもり五題「2つのてのひらと1つのポケット」

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「寒っ!」 スタジオを出て僕らを待っていたのは、 冷たすぎる風と、もう暗くなってしまった空だった。 スタジオにいると時間感覚が狂う。 こんなにも時間が経っていたなんて知らなかった。 あんなに中にいただなんて。「ふいっくしゅ!!」隣のあきら様はか…

もうこの想いが届かないのなら、この気持ちを殺してしまえばいい。

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何を考えていたのかもう覚えていない。 何をあなたに言いたかったのかも覚えていない。 僕は、 ただあなたが好きで、 だけどそれを言ってはいけない事も分かっている。 もう離れたくないことは誰にもいえないんだ。 もうすぐその時間が終わることも知ってい…

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僕のために、僕は生きる。 君のために、僕は生きる。馬鹿げたことかもしれないこれが僕にできる最後の事君を幸せにするためだけに 僕は君のためだけに生きる

「バレンタインなんて。」

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バレンタインという日を恨んだことが、 今までに何度あることか。 一度や二度ではないということは、 世の中の男性諸君も分かってくれることであろうと思う。 あえて断言しよう、これは罠であると。 一般女性に対する、罠であると!!! 製菓会社の売り上げ…

あきら様誕生日記念SS「午前0時を過ぎたら」(008)

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あたしの携帯が着信を知らせた。 よく知ってる名前が書いてある。 けど、あたしは今、最高潮に眠い。 ってか、寝てたのに、起こされた。 「ふぁい…」 「あきら様っ♪お誕生日おめでとうございます!」 「………んぇ?」 「えっ?あきら様、今日誕生日ですよね?…

「彼女の犬」(007)

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元ネタ:「新らっきー☆ちゃんねるについて語るスレ」 - 「ねぇ白石。」 「…はい、」 「似合うよ?それ。」 「……っ!」 白石の顔が赤く染まる。 彼女から目を背け、ぎゅ、と目を瞑る。 くいっ、とひっぱってみる。 「っ…!」 「痛い?」 「…はい」 ピンクの髪…

Sweet Sweet Love Magic(006)

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手錠をかけられたみたいだ。 片方は僕の腕に、もう片方は、あきら様の腕に。 もう逃げられないと思う。 この人から、この人の全てから。 逃げたいと思ったことは、何度もある。 けど、そのたびに、手錠の重さが増して、終いに動けなくなった。 嫌だと思った…

拍手限定SS004 まめまき大会

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今日は節分、というわけで (どういうわけか分からないが) 僕はここにいる。 しかしこのかっこうはなんだ。赤い全身タイツに、虎模様のトランクス。 そして鬼の面。「あの、あきら様…」 「なぁに?」 「僕…なにすれば良いんですか?」 「わーってやって?」…

拍手SS003「レベルの違い」

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そういえば今日、学校でへんなことを聞かれた。 泉がニヤニヤしながら俺のところにやってきた。 相変わらず、不思議なやつだ。 何を考えてるかわからない。「ねぇ、セバスチャン?」 「んだ?」 「あきら様と付き合ってるの?」 「ぶはっ」何でその質問なん…