拍手SS012 あきら様×白石ぬくもり五題「手足の冷えは、寂しさの証。」


最近気付いたんだけどね、
なんかね、白石はいつもあったかいの。
ぽかぽかしてるの。
んだから、ほっぺたとか手とか触ってると、
ゆたんぽみたいなの。
それが好きで触ってたら、
白石の奴、何て言ったと思う?
恥ずかしいって言ったんだよ?
なんかさー、もう、こっちが呆れちゃったよ。

悔しかったから、
楽屋で二人っきりのときに、
白石に抱きついてやったの。
そしたらすごいあったかいの!
びっくりしちゃった。
けどそれが気持ち良くて、
寝ちゃった…

そのときね、なんか…なんだろ、
白石がぎゅっ、ってしてくれたからかな、
安心したのかもしれないんだけど、
ちょっと泣けてきちゃったんだ。
白石がものすごい慌てて、
すいませんすいませんって謝ってたけど、
別に白石のせいじゃないんだよ?
すごい慌ててて、面白かったんだけどね。

わかったんだ、
あたしね、白石が居ないと寂しいの。
白石は、あたしのゆたんぽなの。
だからね、一緒にいてくれないと困るの。

ほら見て、白石。
こんなに手が冷たいの。
手足の冷えは、寂しさの証なんだよ?
ねぇ、また、
ぎゅっ、って、して?
…ね?