彼氏が泣いた日

mojyakko2005-07-14


私は滅多に電話をしない。
そもそもバイトしていても5万前後しか稼ぐことが出来ず、
家に入れる分と携帯代が馬鹿にならないので、
私は電話を使わない。
(バイト先からかかってくるなど、かかってくれば別だが…)
そして同じ理由で、彼も電話をかけない。
もっぱらメールである。


前に書いたかと思うが、自殺願望が強いせいか、はたまた鬱っぽいのか、
私はたまに自傷行為をする。(月に2〜3回程度だが)
凹みに凹み、そうせざるを得なくなる。
悲しくなり、泣きながら彼氏にメールしてみることが多い。
「大丈夫だよ、俺が隣りにいるよ…?」
とは言ってくれるが、私は自分を止めない。
止められないのだ。
ごめんね、と送っておきながら、私は自分を傷つける。
首を絞め、手首を傷つける。
彼はそれに気付くか否か知らない。
それが私達にとっては普通だ。


そのときは違った。

私は何を思ったか、軽く実況をし始めた。
首を絞める、その行為を。


あとあと考えると凄く残酷なことだと思う。
それを彼は毎月、そんな私を応対せねばならない。
無視しても良いんだが、彼は私を慰める。
必ず、そうする。


彼は私を心配し、私がおちついてから
「声が聞きたい」と頼んだ。


彼からの着信。
彼は鼻を啜っていた。
ぐすっ…
私は、彼も悲しくなっている、と知った。


私は泣きながら傷つける。泣きながら自分に失望し、泣きながら自分のダメさを実感する。


彼は何を考えていただろう?
彼は優しい、怒らない(本人曰く、怒れない)。


彼から電話が来た時。
最初は本当に何を言えば良いか分からなかった。
彼は安心した声をして、鼻を啜った。

「…大丈夫だよ、俺が、いるよ?(ぐすっ」
「うぅ…(ぐすっ」


1時間くらい話した。
別にどうってことない話なのに、
今となっては覚えてないほど、くだらないことだったのかもしれないが、
彼は心配していた。
ごめんね、と何回言っても足りなかった。
その度に、
「大丈夫だよ?」
と聞こえる。
安心したけど、彼に本当、申し訳ないと思う。


本当、いつもすみません…
そして、ありがとう。


まぁ、先週の話なんだが(笑)